当院の放射線科では主に、単純撮影検査、CT検査、MRI検査、X線TV検査、血管撮影検査に携わっており、
「放射線診療を通じて、患者様一人ひとりに寄り添い、安全で質の高い医療サービスを提供する。」
「日々進歩していく放射線診療に対応し、常に向上心を持って診療にあたる。」という理念の下、
日々の検査にあたっております。
検査についてご不明な点がございましたら、スタッフまで気軽におたずねください。
主な検査機器
単純X線撮影装置
当院では富士社製の「RADNEXT050」を使用し、レントゲンの撮影を行っております。
主に胸部や腹部、骨などの状態を確認するために、レントゲン撮影を行っております。
撮影は短時間で終わり、痛みはありません。放射線の量は最小限に抑えており、
安全に配慮した検査を実施しております。
また、当院ではFPDと言われる、KONICA MINOLTA社製のDRパネルが導入されております。
FPDとはフラットパネルディテクター(Flat Panel Detector)の略で、
生体を透過したX線をこのFPD検出器で受け取り、デジタル信号に変換することによってレントゲン写真を
得る装置です。従来の装置(CRシステム)と比べて、低被ばくで高画質な画像を得ることができます。
KONICA MINOLTA社製のDRパネルは無線通信で可搬性に優れており、高速で安全かつ快適な作業性を特徴とします。
X線曝射後1秒台で画像を確認でき、カセッテの交換も必要ないため、患者様の体位変換の負担軽減にも
繋がっています。
CT
CT検査は、身体にX線を照射して透過したX線をデータとして集め、コンピュータで処理する事で
身体の内部を画像化する検査です。短時間で高い画質の断面像を撮影できることが特徴です。
当院ではCanon社製80列CT「Aquilion Serve」による検査業務をおこなっております。検査の目的に応じて、
三次元画像や多断面画像も各診療科に提供しています。
MRI
当院では、高分解能、高画質で撮影ができる富士社製「ECHELON Vega」、の1.5TMRIを導入して検査を行っております。
MRIは磁気共鳴断層撮影装置のことで、強い磁石(磁場)と高周波(電磁波)を利用して体内にある水素原子核を動かし、
その動きを画像にする装置です。
磁気を使用し、体の中を観察するので、被爆がなく、通常は患者さまには無害な検査です。
※磁気を使用しているため、MRIの検査室に金属類が持ち込めません。
手術などで体内に金属がある場合は、その金属がMRIに対応しているのかを確認する必要があります。
血管造影
当院では、PHILIPS社製の「Allura Xper FD20」を導入しております。
血管撮影(造影)検査は、X線を用いて通常、写し出せない血管を造影剤という薬を血管に注入しながら撮影します。
血管を写し出す事で病変の有無を調べたり、血管内治療を行います。
X線TV
当院では、富士社製「EXAVISTA」を導入して検査を行っております。
X線テレビ装置とは、X線を照射し続けることにより、リアルタイムで身体の中の状態を透視し検査するための装置です。
主に胃透視検査や、大腸の中に造影剤を入れて検査する注腸検査、内視鏡を口から挿入し、胆管・膵管を造影して
胆石や狭窄等がないか調べるERCPと呼ばれる検査、泌尿器系の造影検査などに使われています。